Emahoy Tsege Mariam Gebru
“Church of Kidane Mehret”
エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル
『チャーチ・オブ・キダネ・メレット』
CD : ¥2,750 (税込)/LP(限定Clear Vinyl) : 5,940 (税込)
AMIP-0377/AMIP-0378LP
2025年5月23日リリース
レーベル:Mississippi Records
愛される作曲家でありエチオピアの修道女でもあるエマホイ・ツェゲ・マリアム・ゲブルによるピアノ、オルガン、ハルモニウムを通じて奏でられるスピリチュアル・ミュージック
今作は彼女が1972年に自主制作したアルバムに未発表のピアノ録音2曲を収録した「エチオピア教会音楽」へのアプロー チを探求した作品。「Ave Maria」は彼女が録音した作品の中でも特に印象的な一曲であり、澄んだピアノの音色が古い石造りの壁に反響しています。「Spring Ode – Meskerem」では彼女の親しみ深い旋律がハルモニウムを通じて新たな響きを表現。その他に彼女のヨーロッパ古典音楽の訓練と長年にわたるエチオピア宗教音楽の研究が融合した、壮大なオルガ ン演奏2曲も収録。なかでも「Essay on Mahlet」では、エチオピア正教の典礼における自由詩の精神を一音一音ピアノで 表現し、独自の感性との融合が最も際立った楽曲。どちらも1963年に自主制作したアルバム『Der Sang Des Meeres』 からの作品です。
ジャケットには、メタリックシルバーの箔押しが施されており、学者でピアニストのトーマス・フェンによるライナーノーツを掲載した12ページのブックレットを収録。彼女の102年目の誕生日にリリースされます。
Track listing:
1. Ave Maria
2. Spring Ode ‒ Meskerem
3. The Storm
4. Essay on Mahlet, The Prayer of Saint Yared
5. Via Dolorosa, XIth Station of the Cross
6. Prayer for Peace. Ps. 122 (Kyrie Eleis
Emahoy Tsege Mariam Gebru
エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル
エチオピアの修道女であり作曲家/ピアニスト。エチオピアのアディスアベバの裕福な家庭に生まれる。6歳のとき、姉とともにスイスの寄宿学校に入学しそこでヴァイオリンを学んだ。帰国後は戦 争や国の情勢に振り回され音楽活動は出来なくなり19歳の時エチオピア・ウォロ州のギッシェン・ マリアム修道院に逃げ込み21歳で修道女となる。1960年代には、かつてエチオピア王国の首都が あったゴンダール県に住みそこでエチオピア正教会の聖楽を創始したとされる6世紀の聖ヤレドの 宗教音楽を学ぶ。その頃から母国の孤児院に資金を供給する為に楽曲制作を始める。1984年母の死後に彼女は共産主義のデルク政権を逃れエルサレムのエチオピア修道院に移り住む。彼女のレコードの収益は孤児院を支援するために使われています。2023年3月に惜しまれつつこの世を去りました。