悲しみを決して失いたくない人たちに永遠に愛される唄
菅野よう子、ジョン・キャメロン・ミッチェルが寵愛した孤高の吟遊詩人、ついにデビュー。世界中で話題沸騰の作品が満を持して日本上陸!
ニューヨーク在住オーストラリア人シンガー・ソングライター、スコット・マシュー。古くは世界的な人気作曲家菅野よう子によるアニメ『攻殻機動隊』(STAND ALONECOMPLEXシリーズ)や『カウボーイ・ビバップ』のサウンドトラック収録曲数曲でボーカリストとして起用され、一部で絶大な称賛を受けた。さらに映画『ヘドウィグ&アングリー・インチ』で一躍脚光を浴びたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作『ショートバス』(日本公開2007年)において、テーマソングである「In The End」を含む数曲を提供(スコットは出演もしており劇中にて実際に演奏している)、各方面で大きな注目を集めた。
そして満を持してリリースされたこのデビュー・アルバムには、『ショートバス』に提供した「In The End」、「Little Bird」、「Surgery」、「Upside Down」も新たにアレンジ&レコーディングされて収録。さらに名曲「Language」をボーナストラックとして追加収録。ピアノやギター、ウクレレ、チェロ、フレンチホルンなどで奏でられる慈しみ深い優雅なアンサンブル、彼のパーソナリティーを映したような涙声の素晴らしい歌は、聴く人の胸の奥底の傷口をそっとやさしく包み込むようであり、人々の心を揺さぶってやまない。その悲しみを剥き出しにした圧倒的な存在感は、ルーファス・ウェインライトやアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズらをも凌ぐ。自ら「クワイエット・ノイズ・メイカー」と呼ぶ彼は、人々が求める新たなロール・モデルとして世界中で認められることになるだろう。
※ライナーノーツ/対訳つき
※ボーナストラック1曲収録
Tracks:
01. Amputee
02. Abandoned
03. Prescription
04. Ballad Dear
05. Little Bird
06. Laziest Lie
07. Upside Down
08. Habit
09. In The End
10. Surgery
11. Market Me To Children
12. Language (*BONUS TRACK)
Scott Matthew
スコット・マシュー
スコット・マシューは、オーストラリアのクイーンズランドに生まれ、いくつかの短命に終わったバンドで活動した後、大学での学問を投げ出してシドニーへと移り住み、パンクロックバンド、Nicotineを結成する。時を同じくして、アコースティックソロのステージを経験し、バラードに対する情熱を見出す。そして1997年、新たな日の出を求め、彼は親しい友人と共にニューヨークのブルックリンへと向かう。
2002年、ニューヨークでスコットマシューは元モリッシーのドラマー、スペンサー・コブリンとコラボレート、二人は Elva Snowの名のもと、スコットの歌詞とヴォーカルをフィーチャしたEPをリリースする。初期のスコットの成功の中には、アニメ『攻殻機動隊』(STAND ALONE COMPLEXシリーズ)のサウンドトラック収録曲、”Lithium Flower” や “Beauty Is Within Us”、そして同じく菅野よう子作曲による『カウボーイ・ビバップ』のタイトルトラック、” Is It Real?“などが挙げられる。これまでのところ、スコットは、映画『ヘドウィグ&アングリー・インチ』で一躍脚光を浴びた ジョン・キャメロン・ミッチェル監督作品、『ショートバス』での仕事で最も注目を集めている。スコットはテーマソングであり、劇中にてトニー賞ノミネートパフォーマーのジャスティン・ボンドによりロングバージョンが披露された“In the End”を筆頭に、同じく劇中にてスコット本人が演奏、サウンドトラックにも収録されている“Little Bird”、“Surgery”、“Upside Down”を作曲。彼のデビューアルバムには、7曲の新作に加えて、スコットが新たにアレンジ&レコーディングした“Shortbus”からのトラックも収録されている。
スコット・マシューは自身を“静なるノイズメーカー”と呼ぶが、このステートメントは彼の音楽をうまく表していると言えよう。また、彼がアーティストとして自身をどうとらえているのか、一個人としてどう理解されたいのかを代弁しているのかも知れない。
official: http://www.scottmatthewmusic.com/
myspace: http://www.myspace.com/scottmatthewmusic