90年代よりAphex Twinや Autechreと並ぶIDM / エレクトロニカの巨頭、〈Planet Mu〉の長、µ-Ziqの6年ぶりとなる最新作!メローでエモな90年代µ-Ziq節がエレガントにカムバック!!
テン年代ニューエイジ的レトロ・アンビエンス、艶やかで透明感のあるシンセ、 叙情的な旋律、アシッディーでメランコリックなサイケデリア、自らの原点へと返り咲いたファン待望の傑作が完成!µ-Ziq生誕祝20周年!!
80年代後期より活動を始め、20年間エレクトロニック・ミュージックのシーンでアーティスト、レーベル・ディレクターとして常にシーンのパイオニアであり続けるMike Paradinas。2007年以来の6年ぶりとなる最新作『Chewed Coners』は、奥さんである Lara Rix-Martin と Gravenhurst (WARP)のユニット Heterotics と同時期に制作され、ホラーで不吉な前作とは打って変わって、よりドラマティックでエモーショナル、幸せもにじみ出た作品へ。 µ-Ziq の特徴でもある破壊的でエクスペリメンタルなビートは薄れ、今作ではここ数年の大きなモードのひとつであるニューエイジにも繋がるみずみずしいアトモスフェアリックなシンセやピアノを多用し、ゴシック感もある幻想的でメロディアスなふわふわと浮遊するソフトなアンビエント空間を構築、808を骨組にリラックスしたブロークンビート/ IDM、エレクトロ / ファンク、テクノ、ハウス、時折ジュークやドラムンベースなども織り交ぜ多彩なリズムワークを展開、80年代や90年代のアナログやデジタルの音色をパレットとしながら自身の初期の作風やスタイルをモダンにアップデートした20周年に相応しいアルバムへと完成。 US地下より始まったダンス / エレクトロニック・ミュージックの完全なリヴァイバル、UKでは90年代再評価の波が押し寄せる中、エレクトロニカ/ IDMの郷愁的なサイケデリアもまた新しい局面を迎えています。
【国内盤特典】
■ライナーノーツ: 三田 格
■ ボーナストラック未発表音源4曲
【Tracklist】
01. Taikon
02. Christ Dust
03. Wipe
04. Monyth
05. Twangle Melkas
06. Melting Bas
07. Houzz 10
08. Feeble Minded
09. Hug
10. Mountain Island Boner
11. Tickly Flanks
12. Smooch
13. Gunnar
14. Weakling Paradinas
15. Forger*
16. Smear*
17. New Bimple*
18. XT*
*Bonus Track
µ-Ziq
ミュージック
UKはウィンブルドン出身、ロンドン拠点の〈Planet Mu〉を主宰する本名Michael Robert Paradinas (マイケル・ロバート・パラディナス)によるソロ・プロジェクトμ-ziq。80年代半ばよりキーボーディストとしていくつかのバンドを転々としながら自 身の楽曲を作り始め、90年代初頭既に数々の名義で名を馳せたRichard D. JamesことAphex Twinの耳にとまり、当時のUKアンダーグランドの最左翼レーベル〈Rephlex〉から93年にデビュー・アルバム、 94年にセカンド、たちまち話題となり95年に〈Virgin 〉へと移籍、子会社として自身のレーベル〈Planet Mu 〉を設立、99年までに〈Virgin 〉や〈Universal〉といったメジャー傘下のレーベルから4枚のアルバム、またJake Slazenger名義で〈WARP〉からもアルバム、Aphex Twinとのコラボレーション作『Mike & Rich』を立て続けにリリースするなど、90年代よりエレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて不動の地位を築く。98年に本格的にレーベルを始動、IDM、ブレイクコ ア、グライム、ダブステップ、ジューク / フットワーク、時代の流れと共振しながらオルタナティブなダンス・ミュージックを中心にリリースを重ね、近年ではチル・ウェイヴ、インディ・ダンスといっ たインディ・シーンへのアプローチもみせるなどA&Rとしても遺憾なくその才能を発揮。レーベル・ディレクターとして15年、アーティストとして 20年、 常にシーンのパイオニアであり続ける、未だその勢いは衰えること知らない。