あのXiu Xiuに見出されたエリオット・スミスのメランコリーとタマス・ウェルズの純潔さを併せ持つ稀代のシンガー・ソングライター
タマス・ウェルズ、ジェフ・ハンソン、ジェフ・バックリィらと同じ「特別な歌声」を持つ期待の若手SSW。ピアノを中心とするナイーヴであたたかいメロディはまるで宝物のよう。グレゴリー&ザ・ホークのメレディス・ゴドロー参加のこの2ndアルバムで日本デビュー!
2007年の輝かしいデビュー作『Music For Tourists』は、ピアノとチェロを中心としたシンプルなメロディーと中性的で弱々しくも美しい歌声による良質な作品で、アメリカとヨーロッパのインディー・ロック・ファンのあいだで熱狂的に受け入れられた。さらにアメリカの人気TVドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で楽曲が使用され話題に。
前作はニューヨークで暮らし始めたばかりの彼自身の不安定な生活や心情を投影した極めてパーソナルなアルバムだったが、約2年半ぶりのアルバムとなる本作においては、トレードマークであるメランコリックなピアノ曲だけでなく、スフィアン・スティーヴンスを思わせるよりオープンで軽やかなフォーク・ソングや、アメリカーナや祝祭音楽の要素を取り入れた多様な楽曲も聴かれ、その表現力は段違いに豊かになった。そして、より多くの楽器を用いるなどアレンジ面でも大きな成長が見られる。また、本作は彼の亡くなった祖母に捧げられた作品であり、アルバム・タイトルの「El Radio」の「El」は彼女の名前であるEleanoreからとられている。13曲のあたたかくてやさしい歌だけを流すラジオステーション。それがこのアルバム。
※ライナーノーツ/対訳つき
Tracks:
01. The Leaving Song
02. Dirty Night Clowns
03. Raw and Awake
04. Hands on the Radio
05. No More Pirates
06. Fireflies
07. Hometown Girls
08. Over and Over
09. The Cats & Kids
10. Lucioles en re Mineur
11. Things She Said
12. Pirates Reprise
13. Black Hawk Waltz
Chris Garneau
クリス・ガノ
米ボストン生まれ、パリ育ちのシンガーソングライター。かの有名なバークリー音楽大学中退後、ニューヨークに移住。そこでXiu Xiuのジェイミー・ステュアートとキャラリー・マッケルロイに見出され、彼らの紹介によって、カリフォルニアのAbsolutely Kosher Recordsと契約。2007年1月、ダンカン・シークのプロデュースによるアルバム『Music For Tourists』でデビュー。さらに、同年末には、EP『C-Sides』をリリースした。
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