Tamas Wells
“Thirty People Away”
タマス・ウェルズ
『サーティー・ピープル・アウェイ』
¥2,190+税
LIIP-1509
2010年11月11日リリース
レーベル :Lirico
「戦いの終わり」を意味する名の街で生まれた、決して失われないイノセンス。
この世で最も優美な歌は、心の麻酔薬。
ミャンマーで過ごした2年間の生活で経験した喜びと悲しみを込めた3rdアルバム『Two Years in April』から2年半。タマス・ウェルズの4thアルバムがついに完成。前作はヤンゴンの自宅でひとりでレコーディングした完全なるソロ・アルバムだったが、今回はソング・ライティングをヤンゴンで行い、オーストラリアのタスマニア島にあるホバートのスタジオでレコーディングを行ったバンド・アルバム。
ロングセラーの傑作2nd『A Plea en Vendredi』をプロデュースしたバンド・メンバーのネーサン・コリンズがメイン・プロデューサーを務め、タマス自身とアンソニー・フランシスが共同プロデューサーとしてクレジットされており、ミックスは1st『A Mark on the Pane』を手がけたティム・ウィッテンが担当。
過去最大のメンバーが参加しており、ギター以外に、ピアノ、チェロ、ヴァイオリンなど多くの楽器が投入され、それらのアンサンブルが黄金のメロディーを輝かせ、甘美で陶酔感のあるヴォーカルを見事に引き立てている。1stのかぐわしいスタジオ・プロダクションと、2ndの繊細で優美なヴァイブス、そして、より成熟したソング・ライティングが合わさった、まさにタマス・ウェルズの集大成であり、最高傑作となった。
現在も家族とともにミャンマーの地でNGOのヘルスワーカーとして働きつづけているが、前作リリース後は、中国を中心に韓国や台湾、香港、シンガポールなどアジア各国をツアーしたり、またアルバムがライセンス・リリースされたりと、アジアでの人気を確立している。さらに娘が誕生してから初めて作られた作品ということもあってか、本来の慈愛はより深みを増し、宝石をまき散らしたような汚れのない歌は奇跡とすら言ってもいいだろう。
※ライナーノーツ/歌詞対訳付き
Track listing:
01. The Crime at Edmond Lake
02. Fire Balloons
03. England Had a Queen
04. The Chemicals Took Their Toll I Believe
05. An Organisation for Occasions of Joy and Sorrow
06. An Extraordinary Adventure (of Vladimir Mayakovsky in a Summer Cottage)
07. Her Eyes Were Only Scars
08. Before Elizabeth Arrived at the Club
09. Thirty People Away
10. True Believers
11. Your Hands into Mine
Tamas Wells
タマス・ウェルズ
タマス・ウェルズは、オーストラリア生まれ、現在はミャンマーに在住し、現地のNGOでHIV/エイズ教育の仕事に従事する異色のアーティスト。2006年秋に日本でもリリースされた2ndアルバム『A Plea en Vendredi』が口コミで大きな話題を呼び、ロングセラーを記録した。人々の心を洗うような美しすぎる歌声は、「天使の歌声」と大きな評判を呼んだ。2年ぶりとなる待望の4thアルバム『Thirty People Away』を2010年11月にリリースした。
DISCOGRAPHY
2004 A Mark on the Pane
2006 A Plea en Vendredi
2008 Two Years in April
2010 Thirty People Away
official: http://www.tamaswells.com/
myspace: http://myspace.com/tamaswells