Scott Matthew
“Gallantry’s Favorite Son”
スコット・マシュー
『ギャラントリーズ・フェイヴァリット・サン』
¥2,190+税
LIIP-1511
2011年6月9日リリース
レーベル :Lirico
かなしみと寄り添い、絶望を受け入れ、孤独と戦おう。
愛と、愛の死についての勇敢な歌が生まれる聖地
菅野よう子、ジョン・キャメロン・ミッチェルも寵愛した孤高の吟遊詩人の新たなストーリー。
ニューヨーク在住オーストラリア人シンガー・ソングライター、スコット・マシュー。日本が世界に誇る作曲家菅野よう子に見出され、『攻殻機動隊』(STAND ALONE COMPLEXシリーズ)などのサウンドトラックにヴォーカリストとして参加し、さらに映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で一躍脚光を浴びたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『ショートバス』への楽曲提供と出演で注目を集めた。満を持してリリースした2008年のデビュー作は世界中で熱狂的に支持され、ここ日本でもiTunesのアルバムチャートで1位、ソング・チャートで2位(オルタナティブ部門)にチャートイン。2009年には2ndアルバムをリリースし、初来日も果たした。
壮大なストリングスとホーンのレイヤード・サウンドによるゴージャスなアレンジメントが目立った2ndアルバムと比べると、泣くように歌うスコット・マシューのスペシャル・ヴォイスを活かすような1stに近いよりシンプルな楽器編成(ピアノ、チェロ、ウクレレなど)に回帰している。
バンド・メンバーも多少入れ替わっており、これまでの作品よりも遊び心にあふれ、より多様で随所にエクスペリメンタルなアレンジメントが施されている。ニューヨークでいまもっとも注目を集める女性ギタリストKelli Rudickがエンジニアを務め、Spencer Cobrinは本作でもアレンジを担当。アウトサイダーとして生きてきたどこまでもピュアなバラード・シンガーが追い求めてきた、「愛」「孤独」「痛み」といったトピックを自叙伝的に歌った、この世でもっともロマンティックで美しい作品。
※インタヴュー収録/歌詞対訳付き
ボーナストラックのダウンロードクーポン付き
Track listing:
01. Black Bird
02. True Sting
03. Felicity
04. Duet
05. Buried Alive
06. Devil’s Only Child
07. Sinking
08. The Wonder of Falling in Love
09. Seedling
10. Sweet Kiss in the Afterlife
11. No Place Called Hell
Scott Matthew
スコット・マシュー
スコット・マシューは、オーストラリアのクイーンズランドに生まれ、いくつかの短命に終わったバンドで活動した後、大学での学問を投げ出してシドニーへと移り住み、パンクロックバンド、Nicotineを結成する。時を同じくして、アコースティックソロのステージを経験し、バラードに対する情熱を見出す。そして1997年、新たな日の出を求め、彼は親しい友人と共にニューヨークのブルックリンへと向かう。
2002年、ニューヨークでスコットマシューは元モリッシーのドラマー、スペンサー・コブリンとコラボレート、二人は Elva Snowの名のもと、スコットの歌詞とヴォーカルをフィーチャしたEPをリリースする。初期のスコットの成功の中には、アニメ『攻殻機動隊』(STAND ALONE COMPLEXシリーズ)のサウンドトラック収録曲、”Lithium Flower” や “Beauty Is Within Us”、そして同じく菅野よう子作曲による『カウボーイ・ビバップ』のタイトルトラック、” Is It Real?“などが挙げられる。これまでのところ、スコットは、映画『ヘドウィグ&アングリー・インチ』で一躍脚光を浴びた ジョン・キャメロン・ミッチェル監督作品、『ショートバス』での仕事で最も注目を集めている。スコットはテーマソングであり、劇中にてトニー賞ノミネートパフォーマーのジャスティン・ボンドによりロングバージョンが披露された“In the End”を筆頭に、同じく劇中にてスコット本人が演奏、サウンドトラックにも収録されている“Little Bird”、“Surgery”、“Upside Down”を作曲。彼のデビューアルバムには、7曲の新作に加えて、スコットが新たにアレンジ&レコーディングした“Shortbus”からのトラックも収録されている。
スコット・マシューは自身を“静なるノイズメーカー”と呼ぶが、このステートメントは彼の音楽をうまく表していると言えよう。また、彼がアーティストとして自身をどうとらえているのか、一個人としてどう理解されたいのかを代弁しているのかも知れない。
official: http://www.scottmatthewmusic.com/
myspace: http://www.myspace.com/scottmatthewmusic