かなしみと寄り添い、絶望を受け入れ、孤独と戦おう。
愛と、愛の死についての勇敢な歌が生まれる聖地

菅野よう子、ジョン・キャメロン・ミッチェルも寵愛した孤高の吟遊詩人の新たなストーリー。

ニューヨーク在住オーストラリア人シンガー・ソングライター、スコット・マシュー。日本が世界に誇る作曲家菅野よう子に見出され、『攻殻機動隊』(STAND ALONE COMPLEXシリーズ)などのサウンドトラックにヴォーカリストとして参加し、さらに映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で一躍脚光を浴びたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『ショートバス』への楽曲提供と出演で注目を集めた。満を持してリリースした2008年のデビュー作は世界中で熱狂的に支持され、ここ日本でもiTunesのアルバムチャートで1位、ソング・チャートで2位(オルタナティブ部門)にチャートイン。2009年には2ndアルバムをリリースし、初来日も果たした。

壮大なストリングスとホーンのレイヤード・サウンドによるゴージャスなアレンジメントが目立った2ndアルバムと比べると、泣くように歌うスコット・マシューのスペシャル・ヴォイスを活かすような1stに近いよりシンプルな楽器編成(ピアノ、チェロ、ウクレレなど)に回帰している。

バンド・メンバーも多少入れ替わっており、これまでの作品よりも遊び心にあふれ、より多様で随所にエクスペリメンタルなアレンジメントが施されている。ニューヨークでいまもっとも注目を集める女性ギタリストKelli Rudickがエンジニアを務め、Spencer Cobrinは本作でもアレンジを担当。アウトサイダーとして生きてきたどこまでもピュアなバラード・シンガーが追い求めてきた、「愛」「孤独」「痛み」といったトピックを自叙伝的に歌った、この世でもっともロマンティックで美しい作品。

 

※インタヴュー収録/歌詞対訳付き
ボーナストラックのダウンロードクーポン付き

Track listing:
01. Black Bird
02. True Sting
03. Felicity
04. Duet
05. Buried Alive
06. Devil’s Only Child
07. Sinking
08. The Wonder of Falling in Love
09. Seedling
10. Sweet Kiss in the Afterlife
11. No Place Called Hell