Fabrizio Paterlini
“The Art of The Piano”
ファブリツィオ・パテルリーニ
『ジ・アート・オブ・ザ・ピアノ』
¥1,700+税
PDIP-6547
2014年2月6日リリース
レーベル : p*dis
イタリアのメランコリック・ピアニストが表現する「ピアノの美学」。
豊かな想像性によって深いインスピレーションを与える美しきソロ・ピアノ作品。
ダスティン・オハロランとマックス・リヒターを合わせたような作風で徐々に名を挙げているイタリアはマントヴァのピアニスト/作曲家ファブリツィオ・パテルリーニ。ロンドンのエレクトロニック・アーティスト、ロンドンDCとのコラボレーションによって作り上げた2013年リリースの前作『Now』において、あえてエレクトロニクスとポスト・クラシカルを融合させ、作曲家としての新たな方向性を示しました。そんな『Now』から1年足らずでリリースされる新作ではまたソロ・ピアノへと回帰しています。
パテルリーニが最も愛を注ぐピアノという楽器に対する尊敬をタイトルに込めた『The Art of The Piano』は8曲のソロ・ピアノ作品が収録されています。『Now』と同時期に作曲が進められ、パテルリーニの音楽のキーワードとも言うべき「Melancholy(メランコリー)」という単語から思い浮かべるイメージをFacebook上で問いかけ、友人たちのフィードバックを元に彼がすぐさま作った渾身の楽曲が本作収録の「If Melancholy Were Music(もしメランコリーが音楽だったなら)」でした。その後も彼は同様にソロ・ピアノ曲を作ってはSoundCloud上にフリーでリリースし、25万回の再生と5000回のダウンロードが行われました。それら7曲の楽曲に未発表曲「Wind Song」を加えたかたちでリリースされるのが、この憂愁と悲哀をたたえる美しきピアノ・コレクション。間違いなくパテルリーニにとって最高傑作と言えるでしょう。
Track list
1. Somehow Familiar
2. Midsummer Tiny Song
3. My Piano, the Clouds
4. Empty Room
5. Conversation with Myself
6. Broken
7. If Melancholy Were Music
8. Wind Song
Fabrizio Paterlini
ファブリツィオ・パテルリーニ
イタリアのマントヴァの作曲家/ピアニスト。6歳からピアノを弾きはじめ、マントヴァの芸術学校で音楽理論を学んだ。90年代にはロックやポップからジャズに至るまでさまざまなバンドで演奏し、次第に作曲をはじめた。90年代が終わりに近づいたころ、ついにピアノに集中していくことを決断。ソロ・ピアニストとしてじぶんの作品を作っていく。2007年、アルバム『Viaggi in Aeromobile』でデビュー。上品なメロディーと美しいストラクチャーが高い評価を得た。2011年に2ndアルバム『Viandanze』と 3rdアルバム『Fragments Found』をまとめた編集盤で本格的に日本デビュー。
*Discography
albums:
2007 Viaggi in Aeromobile
2009 Viandanze
2010 Fragments Found
2011 Fragments Found+Viandanze(日本限定再発)
2012 Autumn Stories
2013 Now
2014 The Art of The Piano
official: http://www.fabriziopaterlini.com/