太陽のもと、鳥と共に楽器を奏で。夕焼け、朝焼けの時間帯に録音を続けた。
ただただ、音楽をするということ。それを記録するということ。
それだけで、生きていると感じた。
『30ans』はその記録。30年の「ワールドスタンダード」という音楽家との格闘。
鈴木 惣一朗
2013 年に活動開始30 周年を迎える鈴木惣一朗率いるインスト・ポップ・グループ『ワールドスタンダード』。多くの出会いと時間を経て、今なお生粋のレコーディング・アーティスト(録音芸術家)として独自の存在感を放ち続けるその活動の軌跡を、鈴木惣一朗自らが再検証し、選曲/監修。膨大な音源ストックの中から「今だからこそ聴いて欲しい」と蔵出しされた初出音源を含む本作は、単なるアーティスト・コンピレーション、ベスト盤の域を越え、2012 年現在ワールドスタンダードの最新アルバムと呼ぶべき一枚。人と時の研鑽を経た、あらたなる『ワールドスタンダード』がここにある。
※鈴木惣一朗がワルスタ30年の歴史を語り尽くした1万字インタビュー記事収録16Pリーフレット付き。
→拡げると山口洋佑氏(画/デザイン)のイラストポスターにもなります♪
<収録曲>
1.輝く水
2.コロンビア
3.逝く夏 (アルバム未収録)
4.幸せ
5.たんぽぽのお酒
6.エル・スール
7.ハワイアン・ゴールド
8.アキ・アイ
9.魔法
10.バラ色のボート
11.サイレント・ホームカミング
12.アンダルシア
13.たんぽぽのお酒 (未発表ver.)
14.サウンド・オブ・ユア・ヴォイス
15.ジャンティーユ (完全未発表曲)
16.テアトロ(完全未発表曲)
17.雪の世界(完全未発表曲)
18.麦秋 (1st ver.
World Standard
ワールドスタンダード(鈴木惣一朗)
83年にインストゥルメンタル主体のポップグループ WORLD STANDARDを結成。細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルよりデビュー。95年、ロングセラーの音楽書籍『モンド・ミュージック』で、ラウンジ・ミュージック・ブームの火付け役として注目を浴び、97年から5年の歳月をかけた「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスから絶賛される。近年ではビューティフル・ハミングバード、中納良恵、ハナレグミ、羊毛とおはな等、多くのアーティストをプロデュースする一方、2011年夏、自身の音楽レーベル[Stella]を立ち上げ、コンピレーションCDシリーズ『おひるねおんがく』『おやすみおんがく』をリリース。2011年10月13日、WORLD STANDARD10作目となる最新アルバム『みんなおやすみ』を[Stella]よりリリースした。また、直近のプロデュース作品としては『羊毛とおはな/月見草』(’11/10/25)、『アマールカの子守唄』(’11/11/25)が共にLD&Kより、『PoPoyans/Zoo』(’12/4/5)がContrail firmよりリリースされている。